寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

SLSに関する考察

作業中の華流ドラマに出てくる恋敵役の声に(声ですよ声)、淡い恋をしてます。フフフ。

 

先日、初恋の人にギュッと抱きしめられながら耳元で甘い言葉を囁かれるというアブない夢を見たんですが(夢ですよ夢)、彼の声が間違いなく恋敵役のものにすり替わっていました。おいおい。何かゴニョゴニョ言っててよく聞き取れなかったんですが、今思うとあれはおそらく中国語だったと。ウヒョー!初めて中国語の夢を見ちゃった!それくらい潜在意識では作品の世界に没頭している、ということですね。…そういうことにしておきましょう。ね。

 

このドラマのお話を頂いた時に、動画サイトで視聴者のレビューを読み漁って勝手に市場意識調査をしたことがあるんですが、概ねこんな感じでした↓

 

「抱腹絶倒」

「笑いすぎてお腹イタイ」

「笑いすぎて涙出てきた」

 

…そんなにみんなバカウケしてるのか(何の調査にもなってない)。それに混じって見つけたのが“Here comes my second lead syndrome... ”というコメント。うんうん、分かるよ〜!“second lead syndrome”というのは、「主人公と脇役がくっつけばいいのに〜ぃ!」という猛烈な願いに苛まれる切ない病のことですな。頭文字を取ってSLSとも呼ばれてます(注:あくまでドラマフェチ用語であって、お医者さんに行って「SLSになりました」と訴えても処方箋がもらえるわけではありません)。

 

個人的には『トワイライト』のベラとジェイコブぐらいしか思いつかなかったんですが、ググってみるとあらビックリ。出てくるわ出てくるわ、韓流ドラマのSLS特集が。なるほど、韓国のお家芸だったのか。韓流ドラマのファンの方なら、1分間に5〜6つぐらいの症例をポンポン言えそうですね!

 

ということは、華流ドラマもその流れに乗って三角関係を全面的にアピールしつつ視聴者ゲット!ということなんでしょうか。この作品が世に出た時に、日本の華流ファンにSLS患者を量産させてやるぜ…ムワッハッハッハ。それをモチベーションに引き続き頑張って参ります。

 

日本語訳は何でしょうね?“脇役症候群”というのは目にしたことがありますが。もっとパンチが効いたのが欲しいですね!“脇役悲恋応援症候群”とか?長っ。しかも中国語に見える。中国語では何というんでしょうね?ネイティブに聞いてみなきゃ…ブツブツ。

 

学会で発表できそうなタイトルをつけてみましたが、やっぱりおバカ記事しか書けませんでした。ブレずに頑張ります。それでは再見!

 

追記:中国語では“男二情结”だそうです。う〜ん、字面が粋!