寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

憧れの人

作業中の華ドラ案件で、ため息が出るほど美しい字幕をお書きになる先輩と共訳させていただいております。ありがたや〜。

 

先輩の原稿が転送されるたびに、ただうっとり。洗練された言葉選び、澄み切った川のような流れ。何もかもにムダがなく高品質。私はこの先輩を密かに「絹子様」と呼んで崇めています。

 

絹子様の字幕があまりに素晴らしいので、思わず取引先に「本当にお上手な翻訳者様ですね」と申し上げたら、「実は中国語は専門外の方なのですが、無理を言ってお願いしています」と返信が。ななな何ですとー!?

 

なんでも、中日翻訳者は全然足りていない状況なんだそうです(まあ、ワタクシに声がかかる時点でそれは薄々気づいておりましたが)。それで日本語の表現力ピカイチの教え子を引っ張ってきたとか。すごい話ですな。そこまでカツカツとは。専門外ながらあのレベルに仕上げてくる絹子様には頭が上がりません。ああ、ファンレター書きたい…

 

来年以降は中日案件を減らしていく意向でしたが、また絹子様とご一緒できるのであればもう少し頑張ってみようかしら。

 

うむむ、どうしたものか。