寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

トライアルで冷や汗をかいた話

お世話になった映像翻訳スクールのカリキュラムを無事修了し、ついに挑んだ初めてのトライアル。鼻息を荒くしながら全身全霊で取り組みました。

提出日がクリスマス休暇の小旅行にほんの少しだけかぶる感じだったんですが、最終チェックを残すだけの段階まで仕上げておいて、PCを抱えいざ出発!

覚悟はしていましたが、チビたちにうろつかれホリデー中にまともな集中力で作業することなど全くできず。それでも、環境が変わったせいで思考回路もやや変わったのかしら?「ハッ!ここは!」と修正すべき箇所に気づいたり、申し送りを固めたり、できることはやりました。

そして迎えた提出日。夜ギリギリまで粘ることも考えましたが、脳みそを絞り切った感はあったし、どうせ日中も時間はないだろうし、迷いや雑念を振り切り潔くポチッ!朝型人間らしく素直に朝イチに提出!

この日はやや遠くの町まで足を運んで、夕方滞在先のホリデーハウスに戻る予定だったんですが…なんと近隣で発生した森林火災の影響で帰りの道路が完全封鎖されてしまったのです。グーグルマップでなんとか抜け道を見つけようとしても、そっちも封鎖。ことごとく「Road Closed」のサインと見張り役で立っている地元のお兄さんに止められること数回。


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車を3時間も飛ばせば自宅に戻れる距離だったので、ジタバタせずにおとなしく自宅に戻ることに。煙で霞む視界、オレンジ色の空…今にもトム・クルーズが出てきそうな「世界の終わり」的光景を突っ切って走りました。

それにしても道中、トライアルの提出を夕方まで延ばしていたら…と想像すると、動機・息切れ・冷や汗が止まらず。不測の事態=PCの昇天、周辺機器の故障だとばかり思っていましたが、自然災害という可能性も今後は頭に入れておくべきですね。自分で招いた不手際でなくても、自分の力ではどうすることもできない天災に見舞われても、守るべき納品期日は守る。そこまでトータルに管理できる方こそプロというものなのでしょう。
 
いやはや、寿命が縮んだ1日でした!