寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

自主隔離

先週を境に、生活が一変しました。

 

日曜:

首相「コロナの感染者数がやばくなってきたからnon essential businessは当分閉めて。あ、でも学校は休校にしないから、変わらず通わせてね。子供たちの教育は大事だし」

 

月曜:

州のトップ「学校はやってるけど、可能なら子供たちは自宅待機でヨロシク」

親「結局どっちだよ」

学校「学校かオンラインか2択にしとくから、午後までに希望出して」

 

火曜:

学校「オンライン授業、明日からです」

親「へー、迅速だこと。やればできるじゃん」

友①「ヨガのスタジオ閉まって講師クビになった。うえーん」

友②「うちのリカーショップ、めちゃくちゃ忙しい!みんな酒買いすぎー!」

 

ということで、先週水曜から自宅にて小学3年生と1年生に分数やらアルファベットを教えつつ、髪を振り乱しながら3歳児による妨害を阻止し、通常通りの家事をこなす、というコントのような生活をしています。時を同じくして夫の会社も在宅ワークに完全シフト。あれよあれよという間に、自主隔離生活に突入です。ああぁ、これまで僅かながらにも確保できていた静かな時間、ミー・タイムがゼロに。

 

いやいや、でもここが踏ん張りどころですものね。ウイルスの封じ込めに必要な処置であれば、文句なんか言っちゃいけません。我が家の両隣は高齢者のご家族ですし、万が一うちの誰かがウイルスをもらってきてバラまくようなことがあったら…と思うと、外出する気も起きず。フルタイム共働きのご家庭もほとんどが在宅ワークに切り替わってますから、仕事をこなしながらお子さんの勉強も見ている親御さんもいらっしゃると思うと、本当に頭が下がります。

 

ということで映像翻訳の学習時間もばっさりカットせざるを得ない状況に。先月からアメリアさんの定例トライアル〈映像〉の過去問を初回(遡ること2001年!)から全て制覇する、という名目のもと「一人定例トライアル・トライアスロン」という舌を噛みそうなのをやっているんですが、とりあえずそれだけは細く長く続けていけるよう、しばしの方向転換です。

 

ちなみに現在、2006年あたりを走っております。ゼーゼー…。あの頃は字幕のトライアルが年に2回もあったんですね!超初期の頃は応募方法が郵送のみ(ゆえに海外からの応募はやや割高)だったり、ウェブサイトではなく誌面のみでの課題が発表されていたり、クラウン会員の代わりに「ノミネーションシステム」というのがあったり、いろいろ歴史が感じられます。

 

先も終わりも見えませんが、今は辛抱あるのみ!ですね。全ての過去問をやり終えた頃には、コロナウィルスがとっくに昔の騒動になっていることを願ってやみません。