寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

茨の道

かねてから目標にしていた翻訳者ディレクトリへの登録。先日お仕事の合間にトライしてみました。

 

ずいぶん前のことですが、会社員時代は営業と社内翻訳(の真似事)を担当していたので、少しでもイケてること書いておこうと背伸びしたのが間違いでした。登録にあたって、記入内容の証明書類を提示するよう求められたものの、20年前の英検合格証書は遥か遠くの実家のどこか、会社員時代の契約書もおそらく実家のどこか。おまけにこれまでお仕事を頂戴している制作会社2社から契約書の類いは一切いただいたことがなく、まともな書類をたったの一通も提示できないというダメっぷりをかましてしまったのです。はたから見たら翻訳詐欺師ではないですか…苦し紛れにスクールの修了証明書と、翻訳者として名前が記載されたDVDの表4写真をお送りして登録を懇願したのが金曜の夜。さて、どうなる。お仕事ではビジネスネームとして旧姓を使っているので、そこを突っ込まれたらどうしよう。ブルブル。

 

こんなことなら正直に「なんの取り柄もありませんが、中学生の時にタイタニック観てディカプリオと妄想恋愛して字幕翻訳者を志しました」とでも書いとくべきだったのか。いやでも、そしたら「当時の映画チケットを提示してください」とか言われてたのでしょうか。

 

おまけに、登録者数の過多が理由で、中日翻訳者として登録できるのは日本国内の有料メールアドレス所有者のみだそうで。あらそうですか…なんだかいろいろとハードルが高いのう。まあ別に、登録さえかなえば、英日だけでも結構なんですが。ワガママは言えません。

 

何が皮肉かって、現在のサブのお取引先は、ディレクトリ経由で見つけた求人に応募したのがきっかけなのです。きちんとした契約を結んでくれない会社さんがフツーに利用できて、その下にかろうじてぶらさがっている私が怪しいヤツに認定されてブラックリスト入りしたら、私はこれから一体どこへ向かえば…。

 

週明けの展開を、乞うご期待!