寝ても覚めても映像翻訳

海外在住の映像翻訳者による雑記です。

生ニコマンを見れた話

モチベーションを上げるために、ミーハーネタを。

 

はるか昔の出来事ですが、大女優ニコール・キッドマンを間近で拝見したことがあります。自宅からバスでサクッと行ける場所でトークショーの野外公開収録が行われると知り、迷わずGO!観覧席のチケットがあるわけでもなかったので、他の野次馬に混じって場外の手すりに登り、遠くのステージにいるニコールを拝むこと少一時間。

 

収録も無事終了し、「あ~今日はいいモノ見た」と人混みに紛れて歩いていると、目の前に一台の車が。それが偶然にも、収録会場をあとにするニコールとキース・アーバンのお車だったのです。

 

さっきまで豆粒くらいの大きさだったニコールが突然目の前に現れて、野次馬集団は大盛り上がり!ワーキャー叫んでいる一般市民を見たニコールは、ゆっくりとこちらに歩み寄ってサインや写真撮影に応じてくれました。

 

おバカな私はこの時、「ニコー!ニコー!」と絶叫しながら、ばっちりビデオを撮っているつもりが、興奮のあまり録画ボタンを押し忘れておりました。あーぁ…ちなみに旦那さまのキースが車の横で微笑を浮かべながら、じーっとニコールのファンサービスが終わるのを待っているのが、とても印象的でした。大女優の妻を立てる控えめなカントリー歌手の夫。いいですねぇ。もしかしたら、「あいつらにもみくちゃにされてたまるか」と距離を空けていただけかもしれませんが。

 

そしてニコールは帰り際、車の前でこちらを振り返ると腕を高く上げて親指を立てて「グー!」のサイン。優雅にお手振り、ではなく、「オッケ!じゃーね!」という感じの気取らないお別れのジェスチャーが、本当に素敵でした。

 

出待ちをせずとも、観覧券を購入せずとも、偶然に大女優が目の前に現れる。これ以上の至福のひとときがありましょうか。ああ、ミーハー万歳!!